写真は、清原玉さんの胸像です。
私が、清原玉さんを知ったのは、
2003年10月下旬イタリア・シチリア島のパレルモ
インターナショナル・インターシップ・プログラムス「日本文化紹介の旅」に
参加した時でした。
パレルモ中心街ポリテアーマ劇場の上にある現代美術館。
120年前シチリア人に嫁いだ
日本人・画家清原玉さんのご主人がつくった胸像の作品が置かれていたそうです。
綺麗な日本刺繍のお布団も展示されているということも聞き、
そこの事務所のイタリア人の方が、日本人に見に来てほしい、
宣伝をしてほしいという話を聞きました。
劇場の目の前のポリテアーマホテルに泊まっていながら
ポリテアーマ劇場がどこにあるのかも見当がつきませんでした。
訪ねてみたいとおもいながら、結局、縁がなく見ることはできませんでした。
2005年11月末にパレルモを訪れる事がありました。
彼女の作品を見たいと現代美術館に向かいましたが、
すでに、その場所では展示されていないと知りました。
わたしが、帰国してから
パレルモに住んでいる日本人の方から産経新聞のコピーを戴きました。
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明治から昭和初期にかけてイタリア・シチリア島に暮らした
女流画家「ラグーサ・玉」。
西洋画法を学んだ日本初の女性化の存在が、改めて注目を集めている。
現地では初の作品集が人気を集め、年末には展覧会も開催予定。
その陰には「多くの人の胸にその業績を刻みたい」と、
画家の足跡を守ろうとする日伊関係者の熱い思いがあった。
ラグーサ・玉の本名は清原玉。文久元(1861)年に東京都港区に生まれた。
明治初期、美術学校教授として
日本に招かれたイタリア人彫刻家、
ビンチェンツォ・ラグーサ氏に弟子入りしその後、結婚。
夫の帰郷とともに明治15年、シチリア州の州都パレルモに移り住んだ。
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その後、2005年に私がふたたびパレルモに行った時、
お玉さんの妹さんが、日本刺繍を紹介したということを
現地の関係者の方から話を伺い、お玉さんの本をいただきました。
その本は、お玉さんの人生のことや絵画の記述がほとんどで、
イタリア語で書かれていました。
そのなかにたった1行、お玉さんの妹さんが日本刺繍にとても秀でていて素晴らしい刺繍をされたと書かれていました。
妹さんは、外国にはじめて日本刺繍を紹介したのではないかと思います。
そのたった1行を見つけた時、感動しました!
お玉さんも勇気のある女性なら、
妹さんも日本刺繍を愛した素晴らしい女性だったことを知りとても嬉しかったです。
わたしの心を熱くしてくれる清原姉妹。
でも、残念ながらその本に妹さんの名前は書かれていませんでした。
そしてまた時が経ち…
先日、お玉さんのお墓があるお寺を偶然にもネット知ったのです!
昨日は、六本木ヒルズに出かけることがあり、
お玉さんのお墓は元麻布で六本木にも近かったので
先に、お墓のある長玄寺にお参りすることにしました。
「清原家…清原家…」と
お墓の名前を一つずつ見ましたが、
見当たりません。
しかたなく、お寺の方にお伺いしたら、
丁寧に案内していただきました。
分らないはずです。
わたしがイメージした家の名前が大きく書かれているものではなくて
そこには代々の戒名が墓石に刻まれていました。
玉光院とい字が読み取れます。
戒名の下には、
俗名が、「たま」とひらがなで書かれていました。
やっと出会えた喜びでした!!!
わたしは、お玉さんの妹さんの子供さん(姪)の名刺をパレルモのイタリア人の方からもらったのですが、
残念なことにホームステイ先でその名刺を失くしてしまったのです。
わたしの迂闊さに懺悔の日々でしたが、
縁あって
お墓参りができることにこの上もない嬉しさでした。
俗名の下に御線香立てがあるのですが、そこに
「清原」と刻まれていました。
石が苔むしていて
よく見ないと読み取れません。
苦労してイタリアと日本の架け橋となり
文化交流のさきがけをされた
清原姉妹の偉業は、
素晴らしいことです。
どんなに時がたっても
忘れてはならないことだと思います。
わたしもわたしなりに日本刺繍を世界に未来に伝えていきたいと思います。
*
ほっとしたらお昼時間をとっくにすぎていて…
おなかが空くと現実的になるわたしです。
六本木ヒルズで、ベトナム料理をいただきました。
いつもの調子のわたしです。あははっ
生春巻き
パクチーは、はじめて食べました。
ちょっとくせのある香草ですね。
フォーというお米でできた麺です。
関西風の薄味のさっぱりした味でした。美味しかったです。
紅茶を頼みましたが、
やかんが、なんか庶民的で懐かしいです(笑)
奈良から新幹線でやってきた友達と川崎の友だちと
食事しながら
清原姉妹の話をしたのでした。
和有庵(NAUAN)
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