片身替手鉄線唐草 扇面散文縫箔
41) 片身替手鉄線唐草 扇面散文縫箔 (日本の文様より)
片身替の縫箔ですが、この仕立は初めからのものではなく、ある時期に二種の裂を集めて、このようにまとめたものです。茶染の部分の生地は練緯で、大きく薄の葉が摺箔で置かれ、それに扇面が繍で散されています。もとの地色はもっと赤味のがかったもので、蘇峰の上掛をしたもののように考えられます。黒地の方はやはり練緯で刺繍をしたものですが、桃山期とみられる茶地の方とくらべると、若干時代が下がるように考えられます。
* * *
大胆な片身替です。
鉄線唐草の表現がとても面白く品があります。
二つの着物を良いとこ取りするのもアイデアですね。
写真では、よく見えないかもしれませんが、扇面の着物地はパッチワークのように共布をついであります。
昔の人のものを大切にする心を垣間見たような気がします。
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